Golite Trig2 Shelter

kool8

2008年10月22日 19:33



メインで使用しているGoliteのTrig2について、コメント欄で反応して下さる方が多いので、長所や短所等、インプレ的な事を少し書いてみます。
現在は残念ながら廃盤になってしまった、Goliteのシングルウォールモノポール系シェルター。トレッキングポールを支柱にするか、木の枝等からガイラインでぶら下げてペグダウン、テンションを確保する。自立はしない。現行だと、Shangri-la1にネストとフロアを足して左右と足下に巻き上げ可能なジッパーを付けた感じか。

左右と足下の巻き上げスカート部分の内側にはメッシュが張ってあり、居住部分には虫が入ってくる心配は無い。実際に巻き上げるとかなり風が通り、中で寝転がればメッシュ部分から外の様子が見える。逆に言うと外からも見える。ただし山へ持って行くとなると、防寒と防風の為に全閉にして使う事の方が多い。

前室は煮炊きができるぐらいに広く使い易い。前室の入り口部分は、他の部分よりも少し地面との間が空くように設計されているようだ。通気確保の為だと思う。高めに張るとこの隙間は顕著になる。決して暖かいテントでは無い。

フロア部分は70DのPUコーティングナイロンなので割と丈夫。フロアの端は上手に張れば奇麗に5センチほど立ち上がってバスタブ状になる。耐水圧も3000mmあるので、ある程度の雨になら耐えられると思う。今のところ雨に依る水没は経験していない。

中に入ると、外から見るよりも広く感じる。フロア面積の広さによる錯覚だと思う。実際に二人で寝た事があるが、左右のメッシュ部分が顔に当たる感じ。ソロで使うには広いが二人には少し狭いという中途半端さ。つまりはフロア面積は広いが、実際の居住可能な面積は案外狭い。ソロで使った場合に中央に寝て、左右にモノを置いておく分には全く問題無い。メッシュの入り口近くの左右にあるポケットが何気に便利。

一番の問題点を挙げるなら、やはり結露。シングルウォールなのでこれはしょうがない。高く張って通気を確保しても、上部に呼気に依る湿気が籠る傾向がある。現行のShangri-laのようなベンチレーションが入り口上部に付いていれば、少しはマシかもしれない。ちょっと改造してみようかとも思っている。

付属のペグはY字ペグが11本で約170g。これはMSRのニードルステイク等1本10g程度のペグに交換すれば50gは軽くなる計算。付属のペグとスタッフサックと本体の実測重量は1449gだった。



写真左は防寒の為に思い切り低く張ってみた例だけど、もっと高く張るのが本来の姿だと思う。

Trig1にしなかった理由は、Trig2の方が広さに依る結露低減があるかなと思ったからと、高さがTrig2の方が出るから。実際には広いけど結露しまくりなので、軽さを優先すればTrig1でも良かったかなと思っている。・・・で既にTrig1も購入しちゃったりしてるwので、届いたらTrig1のレポートもする予定。

結論としては、現在海外通販で$100以下で投げ売られている事と現在の円高を考えると、コストパフォーマンスは最高。欲しいなら今すぐにでも海外通販で買って損は無いと思う。Shangri-la1にネストとフロアを足した予算の約3分の1(驚)、しかも重量はそれほど変わらず。その代わり結露は覚悟(これはShangri-la1も大差ないかも)、といったところ。



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