AMK Thermo-Lite 2.0 Bivvy Sack

kool8

2008年10月26日 22:48



秋冬のキャンプ用に、AMK(Adventure Medical Kits)の、サーモライト2.0ビヴィサックを購入してみました。
過去に0度以下でのキャンプで、持って行ったモンベルのU.L.ストレッチダウンハガー#4では寒くて、グラウンドシートとして持っていたMPIのオールウェザーブランケットを、シュラフの上から毛布のようにかけて寝た事がある。結果的に多少の結露はあったが、朝まで暖かかった。

その時に思ったのが、シュラフカバーのように使えるエマージェンシーシートがあればいいなぁと。しかもオールウェザーブランケットは無駄に大きかったので、もう少し小さくて軽ければ文句無しだなぁと。

まさにそんな製品だと思われたのが、このサーモライト2.0ビヴィサック。ちょうどオールウェザーブランケットに熱したコッヘルを直接置いてしまい、コッヘル大の穴と共にお亡くなりになられたのでw、代替品として購入してみた。

AMKのラインナップの中に、より軽量なエマージェンシービヴィってのもあったが、足下にベンチレーションがあると言う点でこちらを選んだ。結果的には素材が全く違うらしい。サーモライトの方がしなやかな印象。

届いたブツを見てみる。鮮やかな色のスタッフサックに入っている。広げてみると完全に長方形では無く、少し足下側に向かってテーパードしている。よく見ると背中側とお腹側とで、生地が違うようだ。背中側には強度を持たせてあるっぽい。何かの生地に似ている・・・何だっけと思ったら透湿性を持ったバイクカバーの生地だった。良く似ている。



封筒型のシュラフのように左側の側面を開いて出入りするようだ。出入りする部分には間隔を置いていくつかベルクロがついており、背中側とお腹側をある程度閉じて固定できるようになっている。これで温度調節をしろという事だろう。足下にもベルクロ付きのベンチレーションがあり、こちらは密閉もできるようになっている。



例のごとく計量してみる。総重量198gだった。スタッフサックは7g。スタッフサックの出来は良いが多分実際には持たない。



早速室内で一晩寝てみた。サーモライトビヴィの中にエアロマウンテン2/3を敷き、さらにモンベルU.L.ストレッチダウンハガー#4を突っ込んで、その中で寝てみる。気温17度。暑そうだったので薄着でシュラフに入った。試しに、ベンチレーションは可能な限り閉じてみた。

5分後。・・・暑いw。サウナだw。サーモライトビヴィの入り口を大きく空けて折り返してみる。足下のベンチレーションも空けてみる。するとちゃんと機能しているようだ。劇的に温度が違う。

そのまま朝まで寝てみたw。終始暑かった気がする。起きてみると、予想通りシュラフとビヴィの間で結露している。モンベルのシュラフには結構な撥水性があるので、行き場の無くなった水分がいくつも玉になっていた。寝汗を結構かいたらしく、シュラフの内側も少し湿気っていた。

うーん、もっと気温が低かったらどうなんだろ。シュラフとビヴィの間ではもっと結露するだろうし、そうなるとシュラフの撥水性も落ちて結局は結露でシュラフを濡らしてしまう気がする。一晩くらいならそれで何とかなりそうだが、数日間の旅でダウンシュラフを濡らしたくはない。

やはりコイツは非常用なのか・・・。非常用と割り切る事もできるのだけど、ザックの肥やしにはしたくない。何かもっと積極的な利用法は無いだろうか・・・。
と考える事30分。思いついたのがこれ。シェルターの中に細引きで吊っちゃって、簡易ダブルウォールにしたら良くね?(Running To Stand Stillのcreepさんの記事を見て触発されたので、僕も絵を描いてみます。雑でスミマセンw)



ビヴィとシュラフの間にできるだけ通気させて結露を最小限にしつつ、Trig内面の結露飛散からも守られる寸法。ビヴィの出入り口が「く」の字になっている事を利用して、その部分を床に向けるのがミソ。通常の使用法から90度回転させて使う格好だ。

なんかイケそうな気がする・・・。今度やってみます!



AMK(アドベンチャーメディカルキット) サーモライト2 ヴィヴィザック 1人用


ナチュラムではビヴィサックじゃなくてヴィヴィザックなのね、うーんw

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