2008年10月26日
AMK Thermo-Lite 2.0 Bivvy Sack

秋冬のキャンプ用に、AMK(Adventure Medical Kits)の、サーモライト2.0ビヴィサックを購入してみました。
過去に0度以下でのキャンプで、持って行ったモンベルのU.L.ストレッチダウンハガー#4では寒くて、グラウンドシートとして持っていたMPIのオールウェザーブランケットを、シュラフの上から毛布のようにかけて寝た事がある。結果的に多少の結露はあったが、朝まで暖かかった。
その時に思ったのが、シュラフカバーのように使えるエマージェンシーシートがあればいいなぁと。しかもオールウェザーブランケットは無駄に大きかったので、もう少し小さくて軽ければ文句無しだなぁと。
まさにそんな製品だと思われたのが、このサーモライト2.0ビヴィサック。ちょうどオールウェザーブランケットに熱したコッヘルを直接置いてしまい、コッヘル大の穴と共にお亡くなりになられたのでw、代替品として購入してみた。
AMKのラインナップの中に、より軽量なエマージェンシービヴィってのもあったが、足下にベンチレーションがあると言う点でこちらを選んだ。結果的には素材が全く違うらしい。サーモライトの方がしなやかな印象。
届いたブツを見てみる。鮮やかな色のスタッフサックに入っている。広げてみると完全に長方形では無く、少し足下側に向かってテーパードしている。よく見ると背中側とお腹側とで、生地が違うようだ。背中側には強度を持たせてあるっぽい。何かの生地に似ている・・・何だっけと思ったら透湿性を持ったバイクカバーの生地だった。良く似ている。

封筒型のシュラフのように左側の側面を開いて出入りするようだ。出入りする部分には間隔を置いていくつかベルクロがついており、背中側とお腹側をある程度閉じて固定できるようになっている。これで温度調節をしろという事だろう。足下にもベルクロ付きのベンチレーションがあり、こちらは密閉もできるようになっている。

例のごとく計量してみる。総重量198gだった。スタッフサックは7g。スタッフサックの出来は良いが多分実際には持たない。


早速室内で一晩寝てみた。サーモライトビヴィの中にエアロマウンテン2/3を敷き、さらにモンベルU.L.ストレッチダウンハガー#4を突っ込んで、その中で寝てみる。気温17度。暑そうだったので薄着でシュラフに入った。試しに、ベンチレーションは可能な限り閉じてみた。
5分後。・・・暑いw。サウナだw。サーモライトビヴィの入り口を大きく空けて折り返してみる。足下のベンチレーションも空けてみる。するとちゃんと機能しているようだ。劇的に温度が違う。
そのまま朝まで寝てみたw。終始暑かった気がする。起きてみると、予想通りシュラフとビヴィの間で結露している。モンベルのシュラフには結構な撥水性があるので、行き場の無くなった水分がいくつも玉になっていた。寝汗を結構かいたらしく、シュラフの内側も少し湿気っていた。
うーん、もっと気温が低かったらどうなんだろ。シュラフとビヴィの間ではもっと結露するだろうし、そうなるとシュラフの撥水性も落ちて結局は結露でシュラフを濡らしてしまう気がする。一晩くらいならそれで何とかなりそうだが、数日間の旅でダウンシュラフを濡らしたくはない。
やはりコイツは非常用なのか・・・。非常用と割り切る事もできるのだけど、ザックの肥やしにはしたくない。何かもっと積極的な利用法は無いだろうか・・・。
と考える事30分。思いついたのがこれ。シェルターの中に細引きで吊っちゃって、簡易ダブルウォールにしたら良くね?(Running To Stand Stillのcreepさんの記事を見て触発されたので、僕も絵を描いてみます。雑でスミマセンw)

ビヴィとシュラフの間にできるだけ通気させて結露を最小限にしつつ、Trig内面の結露飛散からも守られる寸法。ビヴィの出入り口が「く」の字になっている事を利用して、その部分を床に向けるのがミソ。通常の使用法から90度回転させて使う格好だ。
なんかイケそうな気がする・・・。今度やってみます!

AMK(アドベンチャーメディカルキット) サーモライト2 ヴィヴィザック 1人用
ナチュラムではビヴィサックじゃなくてヴィヴィザックなのね、うーんw
その時に思ったのが、シュラフカバーのように使えるエマージェンシーシートがあればいいなぁと。しかもオールウェザーブランケットは無駄に大きかったので、もう少し小さくて軽ければ文句無しだなぁと。
まさにそんな製品だと思われたのが、このサーモライト2.0ビヴィサック。ちょうどオールウェザーブランケットに熱したコッヘルを直接置いてしまい、コッヘル大の穴と共にお亡くなりになられたのでw、代替品として購入してみた。
AMKのラインナップの中に、より軽量なエマージェンシービヴィってのもあったが、足下にベンチレーションがあると言う点でこちらを選んだ。結果的には素材が全く違うらしい。サーモライトの方がしなやかな印象。
届いたブツを見てみる。鮮やかな色のスタッフサックに入っている。広げてみると完全に長方形では無く、少し足下側に向かってテーパードしている。よく見ると背中側とお腹側とで、生地が違うようだ。背中側には強度を持たせてあるっぽい。何かの生地に似ている・・・何だっけと思ったら透湿性を持ったバイクカバーの生地だった。良く似ている。

封筒型のシュラフのように左側の側面を開いて出入りするようだ。出入りする部分には間隔を置いていくつかベルクロがついており、背中側とお腹側をある程度閉じて固定できるようになっている。これで温度調節をしろという事だろう。足下にもベルクロ付きのベンチレーションがあり、こちらは密閉もできるようになっている。

例のごとく計量してみる。総重量198gだった。スタッフサックは7g。スタッフサックの出来は良いが多分実際には持たない。


早速室内で一晩寝てみた。サーモライトビヴィの中にエアロマウンテン2/3を敷き、さらにモンベルU.L.ストレッチダウンハガー#4を突っ込んで、その中で寝てみる。気温17度。暑そうだったので薄着でシュラフに入った。試しに、ベンチレーションは可能な限り閉じてみた。
5分後。・・・暑いw。サウナだw。サーモライトビヴィの入り口を大きく空けて折り返してみる。足下のベンチレーションも空けてみる。するとちゃんと機能しているようだ。劇的に温度が違う。
そのまま朝まで寝てみたw。終始暑かった気がする。起きてみると、予想通りシュラフとビヴィの間で結露している。モンベルのシュラフには結構な撥水性があるので、行き場の無くなった水分がいくつも玉になっていた。寝汗を結構かいたらしく、シュラフの内側も少し湿気っていた。
うーん、もっと気温が低かったらどうなんだろ。シュラフとビヴィの間ではもっと結露するだろうし、そうなるとシュラフの撥水性も落ちて結局は結露でシュラフを濡らしてしまう気がする。一晩くらいならそれで何とかなりそうだが、数日間の旅でダウンシュラフを濡らしたくはない。
やはりコイツは非常用なのか・・・。非常用と割り切る事もできるのだけど、ザックの肥やしにはしたくない。何かもっと積極的な利用法は無いだろうか・・・。
と考える事30分。思いついたのがこれ。シェルターの中に細引きで吊っちゃって、簡易ダブルウォールにしたら良くね?(Running To Stand Stillのcreepさんの記事を見て触発されたので、僕も絵を描いてみます。雑でスミマセンw)

ビヴィとシュラフの間にできるだけ通気させて結露を最小限にしつつ、Trig内面の結露飛散からも守られる寸法。ビヴィの出入り口が「く」の字になっている事を利用して、その部分を床に向けるのがミソ。通常の使用法から90度回転させて使う格好だ。
なんかイケそうな気がする・・・。今度やってみます!

AMK(アドベンチャーメディカルキット) サーモライト2 ヴィヴィザック 1人用
ナチュラムではビヴィサックじゃなくてヴィヴィザックなのね、うーんw
Posted by kool8 at 22:48│Comments(9)
│テント/シェルター
この記事へのコメント
BEPALくらいなら記事として使えそうな萌えるイラストじゃないですか。
それにしても昨今のTRIGブーム(なのか?)には驚きですね。
それにしても昨今のTRIGブーム(なのか?)には驚きですね。
Posted by roadman71
at 2008年10月27日 15:49

本当にcreepさんといいkool8さんといいイラストがお上手ですね。
シングルウォールの中にもう一幕というのはダブルウォールより重量の面でも
温度の面でも有利かもしれませんね。手持ちのContrailとツェルトでうまいことできないかちょっと試してみたいです。
>ナチュラムでは..ヴィヴィ
私のドライピークバガーはシルクナイロン製だそうです、ナチュラムによると。
シングルウォールの中にもう一幕というのはダブルウォールより重量の面でも
温度の面でも有利かもしれませんね。手持ちのContrailとツェルトでうまいことできないかちょっと試してみたいです。
>ナチュラムでは..ヴィヴィ
私のドライピークバガーはシルクナイロン製だそうです、ナチュラムによると。
Posted by kimatsu at 2008年10月27日 17:05
コイツは結露しますよねー
ワタクシはさっさとキャンプ使用を諦めて非常用品にいたしましたダスw
ワタクシはさっさとキャンプ使用を諦めて非常用品にいたしましたダスw
Posted by いのうえ
at 2008年10月28日 13:12

roadmanさん
いやいやお恥ずかしい、次はもう少し頑張って描いてみます。←描くのかよw
ワンポール+未入荷+廃盤+投げ売り×円高=Trig買いw
って感じなのかなーって勝手に思っております。
kimatsuさん
雑な絵で恐縮です^^;
軽量な素材で簡易ダブルウォールが実現できれば、シェルターで真冬のキャンプもできるかなーなんて妄想する毎日です。
シルクナイロンですか。。。なんかシュラフインナーにとても良さそうな新素材ww
いのうえさん
やっぱりそうですかー。実は週末にキャンプで試してきたんで後ほどアップするダスw
いやいやお恥ずかしい、次はもう少し頑張って描いてみます。←描くのかよw
ワンポール+未入荷+廃盤+投げ売り×円高=Trig買いw
って感じなのかなーって勝手に思っております。
kimatsuさん
雑な絵で恐縮です^^;
軽量な素材で簡易ダブルウォールが実現できれば、シェルターで真冬のキャンプもできるかなーなんて妄想する毎日です。
シルクナイロンですか。。。なんかシュラフインナーにとても良さそうな新素材ww
いのうえさん
やっぱりそうですかー。実は週末にキャンプで試してきたんで後ほどアップするダスw
Posted by kool8
at 2008年10月29日 00:27

kool8さん>
はじめまして、creepと申します。
roadmanさんのblogでのメッセージ拝見させて頂きました。
お声掛けにとても感謝です!
そして当方に稚拙なblogへのリンク等、とても恐縮しつつ大変嬉しく感じております。
ありがとう!
コチラを購入されたのですね~良いですね!
室内でお試しになっている事を前提に結果を拝見しますと、
むしろ寝袋がちゃんと撥水している事実に嬉しさ(感動)を感じました。
検証の際の室温も高いので、それが低かった場合体内からの発汗が減少すれば、
ひょっとしたら結露は減るのかも知れないですね。
いずれにせよ、この子に透湿性は無い・・・ですよね?(笑)記憶が曖昧ですみませんw
だとしたら、
これはrwalkerさんと少し話していた事なのですが、
寝袋内部でライナーとしてコイツを使用して、積極的に外部へ水分を出すと言う考えも大いにありなのかな?と思っております。
そうしたうえで寝袋の外殻の防水性能が高ければ、水分の戻りに対する懸念(湿気によるダウンロフトの損失等)は減るかなとも考えております。
すみません!
ご挨拶に伺ったつもりが長々とお邪魔してしまいました。
また続きをお話出来る機会にでも授かれたら幸いです。
色々ご教示下さいませ!
マイペースでeasyな当方ですが、末永く遊んで頂けたらと思います!
ピース(←beyondx風w)
はじめまして、creepと申します。
roadmanさんのblogでのメッセージ拝見させて頂きました。
お声掛けにとても感謝です!
そして当方に稚拙なblogへのリンク等、とても恐縮しつつ大変嬉しく感じております。
ありがとう!
コチラを購入されたのですね~良いですね!
室内でお試しになっている事を前提に結果を拝見しますと、
むしろ寝袋がちゃんと撥水している事実に嬉しさ(感動)を感じました。
検証の際の室温も高いので、それが低かった場合体内からの発汗が減少すれば、
ひょっとしたら結露は減るのかも知れないですね。
いずれにせよ、この子に透湿性は無い・・・ですよね?(笑)記憶が曖昧ですみませんw
だとしたら、
これはrwalkerさんと少し話していた事なのですが、
寝袋内部でライナーとしてコイツを使用して、積極的に外部へ水分を出すと言う考えも大いにありなのかな?と思っております。
そうしたうえで寝袋の外殻の防水性能が高ければ、水分の戻りに対する懸念(湿気によるダウンロフトの損失等)は減るかなとも考えております。
すみません!
ご挨拶に伺ったつもりが長々とお邪魔してしまいました。
また続きをお話出来る機会にでも授かれたら幸いです。
色々ご教示下さいませ!
マイペースでeasyな当方ですが、末永く遊んで頂けたらと思います!
ピース(←beyondx風w)
Posted by creep at 2008年10月31日 03:42
creepさん
コメントいただけるなんて光栄です!blogはずーっと拝見しておりましたw。
勝手にリンク、そして勝手にリスペクトさせていただきました・・・こちらこそ恐縮です!
脳内でぐるぐるシミュレーションするのって、楽しいですよね。すでに旅をしている気分です。
この子は若干ですが透湿性があるようです。サーモライトという生地自体が若干の透湿性を持っているようです。こちらにサーモライト2ビヴィとヒートシートビヴィを比較されている記事がありました。
http://waterclimb.jugem.jp/?eid=124
インナーとして使う!!思ってもみませんでした。少々蒸れるかもしれないですが、保温力はかなり高そうです。気温によってシェルター内簡易ウォールとして、緊急時にはインナー、と使い分けられれば一番いいかもしれないですね。
実はシェルター内簡易ウォールとしては、先日の鷹ノ巣山気温7度で試して参りました。結果的には吊り方が甘くてビヴィとシュラフの間で結露しましたが、テント入り口を解放していた事もあり、シェルター内に結露は発生しませんでした。保温力は申し分無いので、うまく吊れば充分積極利用する価値はあると思いました。この辺り、また記事にしてみます。
実は、vox会員では無かったので、creepさんのblogへのコメントためらっておりました。今度登録してみますっ。これからも宜しくお願いします!
コメントいただけるなんて光栄です!blogはずーっと拝見しておりましたw。
勝手にリンク、そして勝手にリスペクトさせていただきました・・・こちらこそ恐縮です!
脳内でぐるぐるシミュレーションするのって、楽しいですよね。すでに旅をしている気分です。
この子は若干ですが透湿性があるようです。サーモライトという生地自体が若干の透湿性を持っているようです。こちらにサーモライト2ビヴィとヒートシートビヴィを比較されている記事がありました。
http://waterclimb.jugem.jp/?eid=124
インナーとして使う!!思ってもみませんでした。少々蒸れるかもしれないですが、保温力はかなり高そうです。気温によってシェルター内簡易ウォールとして、緊急時にはインナー、と使い分けられれば一番いいかもしれないですね。
実はシェルター内簡易ウォールとしては、先日の鷹ノ巣山気温7度で試して参りました。結果的には吊り方が甘くてビヴィとシュラフの間で結露しましたが、テント入り口を解放していた事もあり、シェルター内に結露は発生しませんでした。保温力は申し分無いので、うまく吊れば充分積極利用する価値はあると思いました。この辺り、また記事にしてみます。
実は、vox会員では無かったので、creepさんのblogへのコメントためらっておりました。今度登録してみますっ。これからも宜しくお願いします!
Posted by kool8
at 2008年10月31日 14:06

kool8さん>
お返事が遅れてしまい申し訳ございませんです。
creepです。
込み入ったitemのお話は追々とさせて頂き、
まずは、
昨夜は顔を出す事が出来ず申し訳ございませんでした。
身辺慌ただしく、どうにもスケジューリングが出来ませんでした。
ごめんなさい。
最近は忙しく、blogの更新も怠りがち(反省)
その分皆様のエントリーで心が満たされているので、、、、
余計怠けてしまい(笑)いけませんねw
当方のblogへkool8さんのblogのリンクを設置させて頂いてもよろしいでしょうか?
ご検討下さい。
では、良い週末を!!
お返事が遅れてしまい申し訳ございませんです。
creepです。
込み入ったitemのお話は追々とさせて頂き、
まずは、
昨夜は顔を出す事が出来ず申し訳ございませんでした。
身辺慌ただしく、どうにもスケジューリングが出来ませんでした。
ごめんなさい。
最近は忙しく、blogの更新も怠りがち(反省)
その分皆様のエントリーで心が満たされているので、、、、
余計怠けてしまい(笑)いけませんねw
当方のblogへkool8さんのblogのリンクを設置させて頂いてもよろしいでしょうか?
ご検討下さい。
では、良い週末を!!
Posted by creep at 2008年11月01日 16:42
creepさん
いつも丁寧なコメント、ありがとうございます!感涙です。
次の機会にゼヒご一緒できたら嬉しいです。
creepさんのblogからはいつも刺激を頂いてます。更新楽しみにしております^^
こんな駆け出しのblogにリンクして頂けるなんて光栄です!ありがとうございます。
これからも、末永く宜しくお願いします!
いつも丁寧なコメント、ありがとうございます!感涙です。
次の機会にゼヒご一緒できたら嬉しいです。
creepさんのblogからはいつも刺激を頂いてます。更新楽しみにしております^^
こんな駆け出しのblogにリンクして頂けるなんて光栄です!ありがとうございます。
これからも、末永く宜しくお願いします!
Posted by kool8
at 2008年11月01日 23:06

こんにちは、通りすがりです。先月(2009年6月)、オーストラリアの北部準州(ノーザン・テリトリー)と西オーストラリアで1ヶ月間キャンプしてきました。西オーストラリアのカリジニ国立公園では、南半球は冬ということもあり、車の屋根に霜が着くほど冷え込みました。シュラフはナンガの3シーズン用でしたが、寒かったのでサーモライト2を重ね着したのですが確かに結露しました。ただ、車で行けるキャンプぐらいでしたら車の中で干せるので非常用として十分使えると思います。背に腹は代えられません。暖かくて助かりました。また、材質がそれなりに耐久性がありますので、グランドシート代わりに敷いてその上にマットを載せて休めますので装備が限られる海外遠征には2役、3役で使えるので重宝しました。
Posted by tuviajero at 2009年07月19日 10:44
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。