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2008年11月06日

AMK サーモライト2ビヴィを積極的に使ってみる

AMK サーモライト2ビヴィを積極的に使ってみる

以前の記事で、AMK Thermo-Lite 2.0 Bivvy SackをTrig2の中で吊ってみるという妄想を、テスト的に実践してみました。

テストした日の夜中の気温は7度前後。時折強めの風が吹き、歩く格好で外に居るとかなり寒い感じ。ガスって視界は殆ど無かったので、湿度は100%に近かったと思う。

さてどうやって吊ろうか。ビヴィの端に小さなループがあるのを発見!まさかこの使い方を想定している訳じゃないだろうな・・・ちょっと悔しいぞw。(多分補強用の当て布だと思う)
小さなループに細引きを通して、Trigのメッシュ巻き取り用のループ部分と結んでみる。ここはフックにして寝る時に吊れるようにすると良さげ。

AMK サーモライト2ビヴィを積極的に使ってみる

本来は足下側も吊りたかったのだが、Trig側に都合の良さそうなループが無い。縫い付けるしか無さそう・・・。メッシュ部分にベルクロ挟み込んでもいけるかな・・・。この日は足下側を吊らずにテストした。

AMK サーモライト2ビヴィを積極的に使ってみるAMK サーモライト2ビヴィを積極的に使ってみる

妄想図と同じように、マットと寝袋をセット。まずはTrigの前室ファスナーを全て閉じて寝てみる。ビヴィの足下ベンチは全開。ただし足下を吊り上げて無いのと、ビヴィが腰下辺りから袋状になっている事で、腰から下はシュラフとビヴィとのクリアランスが少ない状態。

30分ほど横になってみる。暑いwww。なんなんだ、この保温力は。軽く汗ばんできて、Trig内側上面に細かい水滴が着き始める。テント内の室温が上がった為だと思う。

そこで前室のファスナーを全開にし、入り口ドアを巻き取ってみた。テント内には風が入り込み、室温と外気温は殆ど変わらない。この状態ならTrig内面は結露しないハズ。問題は寒さだ。

この状態で朝まで寝てみた。時折強めの風が吹き込んで来て、何度か目が覚めたが、寒いという事は無く、むしろまだ暑い。これなら0度前後でも大丈夫そうだ。
前室を全開にしていたのでTrig内面の結露は一切無かった。気になるシュラフとビヴィとの間の結露だが、吊り上げた上半身部分は殆ど結露無し。下半身部分は結露しまくりだったが、シュラフの撥水性のおかげで、濡らすほどでは無かった。結果としては成功だ。

Trigは4面とも低い位置にメッシュベンチレーションがあり、風が強い日等は隙間風がかなり入ってきて寒い。それでいて熱や呼気が上部に籠って結露するのだ。つまり、この隙間風を防いだ上で、呼気や体温をなるべくビヴィ内に排出して保温するのが今回の目的。
足下を吊ってビヴィ内の通気をもっと確保すれば、ビヴィの結露も最小限にする事ができそう(保温性は落ちるが)。また仮にビヴィ内側が結露しても、表裏をひっくり返して簡単に干す事ができる。速乾性があるのか実際に20分ほど干せば完全に乾いた。Trig内側が激しく結露した場合はこうはいなない。

次回は、Trigの足下内側にループを縫い付けて、細引き一本で完全に吊ってみようと思う。シルナイロンに直接縫い付けて平気なのかしら?



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この記事へのコメント
コレは興味深いレポですな。
寒い寒いといわれるフリングに内張りしようと考えていたので参考になりました。
フリングには前後に三つと一つのループがあるのでツェルトを吊ろうと思ってました。
次回のレポを楽しみにしています。ガンバッテ!
Posted by somtam at 2008年11月06日 20:22
おお!寒くてたまらないContrailユーザの私にも福音ですぞ、これは。+200gでならば。
引き続き実験の継続をよろしくお願いいたします。
Posted by kimatsukimatsu at 2008年11月06日 21:56
実はTRIG2はモンベルのムーンライト2型に形状が似ています。
サイズ的にもぴったりなので迷彩フライトポールを
用意すれば完全自立スティルス化そしてダブルウォール化で
結露と寒さから開放されそうな気がします。
とりあえずモンベルに吊り下げ型ポールの見積もりをとると
9000円でした。迷彩フライはムーンライト1型しかなく
この計画は絵空事になりました。 とほほ
Posted by emon at 2008年11月06日 23:07
Trig2とビヴイの組み合わせとは。
奥が深いものですね、この実験のように、熱と水蒸気のコントロールをうまくやれば
オリジナルの住居がプランニングできる訳ですね。非常に刺激される実験です。
あれこれ妄想が始まってしまいますよ。

足下の吊り尾根、上手い具合に工夫できると良いですね。楽しみにしております。
Posted by いまるぷいまるぷ at 2008年11月07日 09:47
お~だいぶ現実味を帯びてきましたね。同じくビヴィを買ってしまいそうな自分がいますよ。

そういえばGOOUTのフェス記事内にもTrig2がありました・・・
Posted by roadman71roadman71 at 2008年11月07日 11:37
レス遅れて申し訳ないですっ。皆様温かいコメントありがとうございます!

somtamさん
フリングもやはり寒いですか。
本来は寝袋をパワーアップさせるのがセオリーなんでしょうが、重量的にもお財布的にも重くなるんでw、悪あがきしてます。ガムバリマス!

kimatsuさん
やっぱりシングルウォールは寒いですよね・・・ペラペラのシルナイロン一枚ですもんね。
実験を重ねて、なんとかTrigで冬を乗り切ってみますw。

emonさん
ムーンライト!キャンプツーリングをしていた頃の憧れのテントでした。
迷彩Trigとはemonさんらしくて面白いですね、是非見たかったのですが・・・。Trig1ならもしかしたらイケるかもしれないですね。自立するTrigも見てみたいですー。

いまるぶさん
いやー、貧乏性なんでなるべく道具を替えずに適応温度を広げられないかと思いまして。というのも残雪の八ヶ岳で思いのほか冷え込んだ事があって、ちょっと怖い思いをしたのがキッカケなんです。
これからも宜しくお願いします!

roadmanさん
現段階で、ビヴィを引き裂いて袋状からほぼ一枚布状にしてしまいましたw。どうしても袋状だと吊った時に通気が悪い気がして。
もしかしたらエマージェントシートの類いで充分かもしれません。
ここにきて本当にTrigの露出が目立ちますねw、つくづく不運なシェルター・・・w
Posted by kool8 at 2008年11月07日 16:54
実に興味深いレポでございます!引き続きレポ楽しみにしております。
Posted by やな先輩やな先輩 at 2008年11月07日 20:51
AMKはなかなか良い仕事をしてくれそうですね、、

> ここにきて本当にTrigの露出が目立ちますねw、つくづく不運なシェルター・・・w
 Trig1,2とも某所で拡販中のようですよ。円高だし、、
Posted by nut's at 2008年11月08日 01:16
はじめまして。
面白い実験ですね。
アルミ蒸着のシートは放射熱の反射で保温しますから、なかなかに効果的だと思います。

カナダのサバイバルインストラクター M・KOCHANSKIの考案した厳冬期用シェルターも同じ原理を応用しています。
カマボコ状のフレームに、アルミ蒸着シート、パラシュートクロス、クリアポリエチレンを組み合わせ、熱を内部に反射させるアイデアです。
http://rwalker.exblog.jp/4313907/
Posted by rwalker at 2008年11月08日 20:54
またまた亀レス申し訳ないです・・・

やな先輩さん
そう言っていただけると俄然ヤル気が出ます!ありがとうございます!

nut'sさん
サーモライトはなかなか良さげな素材ですが、もしかしたら耐久性に難があるかもです。この辺りも追ってレポします。
円高、物欲に歯止めが効かなくなりそうで怖いっすねーw

rwalkerさん
はじめまして!いつもブログ拝見しておりました。経験豊富な大先輩からコメントいただき嬉しいです!自作ALCストーブ制作の際も、かなり参考にさせていただきました。この場を借りて御礼いたします。
ご紹介いただいた記事は恐縮ながら初めて拝見しました。なるほど、やはりアルミ蒸着シートでの内張りは、方向としては間違っていないんですね、大変参考になりました。ありがとうございます!
早速先週末、気温2度での野外テストしてきましたので、ご紹介いただいた記事と共に後ほどアップしてみます。
未熟者ですが、これからも宜しくお願いいたします!
Posted by kool8kool8 at 2008年11月10日 15:13
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